日本の常識とロシアの常識 ロシアのプーチンという大統領、一体ナニサマのつもりなのかい!? 日本の安倍晋三首相と9月10日、ロシア・ウラジオストクで日露首脳会談を行ったプーチン大統領。まあ、それについては後述するとして「問題」なのが前日…9日、安倍が現地入りした時の対応である。 日露首脳対談に心浮かれ、空路ロシア入りした安倍だったが、空港には大統領の影は一切、ナシ。安倍の「想い」とは裏腹に「招かれざる客」的な「出迎えしない」という“荒技”をプーチンが起こしたのだ。 「こいつ、ふざけやがって!!」とブチギレしたいところだが、これは彼の常套手段。いつもの手法なのだ。 プーチンはこれまで、要人との首脳会談には必ずといっていいほど遅刻。間に合った事がほぼ無いのだ。 それを考えれば、安倍のウラジオストク入りにプーチンの姿がないのは至極、当然といってもいいだろう。恐らく安倍の秘書官もその辺は織り込み済みで、「プーチン大統領が空港に来ていないのですが…」とシラっと安倍に報告。それを受け、「想定内。(プーチンの)予定の行動だよ」と、安倍は平静を装いながらも「日本の首相がはるばる来たのに…」と小声でボヤいたとか…。 何度も、何度もプーチンに冷たい仕打ちを受け、慣れているハズの安倍だが、本心では「ちょっと寂しい」のかもしれないな…。 そういえば、民主党政権時代に松本竜労相(当時)が“ロシアの洗礼”を浴び、こう激怒していた。 「客を読んでおいて、主催者が遅刻するとは何事か!!」 日本人にとって、怒り心頭なのは間違いないところ。主催者は先に入って、お客様をもてなすのが「日本人の常識」だ。 ところがロシアでは、それが全く通じない。ロシア人は「自己都合」が最優先。人を待たせる事、約束を破る事に対する「罪悪感」は持ち合わせていない様だ。 第二次世界大戦中に実効支配した北方領土は戦後、日本への返還を明言していたのにも関わらず、今では「我々の領土」を主張。言を左右する姿勢は、民族性といってもいいだろう。 頑なに「返還しない」を主張するロシア。だが、「ジャパンマネー」は喉から手が出るほど欲しい。よって出てきた答えは「北方領土の共同開発」。安倍以下、政府は「北方領土返還なくして共同開発はない」と吠えているが果たして。 何だかんだで「平和条約」を年末までに締結したいロシアの揺さぶりに日本政府は妥協。結局、北方領土問題は棚上げされ、「日本人は優しい、物分りが良い」で今回も終わりそうだ。
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